Webデザインとは?
Webデザインとは、WebサイトやLPなどのWebページを、目的に合わせて見やすく、使いやすく、伝わりやすく設計することです。
Webデザインの役割
Webデザインの役割は、情報を分かりやすく整理し、見る人が迷わず行動できる状態を作ることです。
企業サイトでは信頼感、サービスサイトでは内容の分かりやすさ、LPでは問い合わせや購入へのつながりが重要になります。
見た目だけでなく、「誰に、何を、どの順番で見せるか」を考えて、情報の流れや導線を設計します。
Webデザインの中心範囲と関連領域
この記事では、Webデザインの中心範囲を「WebサイトやLPなどのWebページ制作」として扱います。
一方で、Webデザインには近い領域もあります。
| 領域 | 位置づけ |
|---|---|
| Webサイト・LP | Webデザインの中心領域 |
| Web広告・SNS画像 | Web上で使われる関連クリエイティブ |
| UIデザイン | ボタンやフォームなど、操作する画面要素の設計 |
| UXデザイン | ユーザー体験全体の設計 |
UI/UXや広告クリエイティブなど近い領域の知識も役立ちますが、初心者はまずWebサイトやLPを中心に理解すると整理しやすいでしょう。
Webデザインの主な種類
Webデザインは、作るサイトの目的によって設計の考え方が変わります。
ここでは、代表的なWebデザインの種類を紹介します。
コーポレートサイトデザイン
コーポレートサイトは、企業情報や事業内容、実績などを伝えるWebサイトです。会社の信頼感やブランドイメージに関わるため、情報を整理し、落ち着いた印象で見せることが大切です。
サービスサイトデザイン
サービスサイトは、商品やサービスの特徴、料金、導入メリットなどを伝えるWebサイトです。ユーザーが「自分に必要か」を判断しやすいように、比較・検討しやすい情報設計が重要になります。
採用サイトデザイン
採用サイトは、求職者に向けて会社の魅力や働く雰囲気を伝えるWebサイトです。仕事内容や条件だけでなく、「この会社で働くイメージ」を伝えることが大切です。
ECサイトデザイン
ECサイトは、商品を探し、比較し、購入するためのWebサイトです。商品を魅力的に見せるだけでなく、迷わず購入まで進める導線設計が重要になります。
メディア・ブログサイトデザイン
メディア・ブログサイトは、記事を読みやすく、探しやすくするためのWebサイトです。カテゴリ、関連記事、目次、CTAなどを整え、読者が次の記事へ進みやすい設計にします。
LPデザイン
LPは、商品やサービスの魅力を伝え、問い合わせや購入などの行動につなげるページです。興味を引き、納得感を作り、最後に行動へつなげる流れを設計します。
Webデザインの周辺クリエイティブ
Webデザインの周辺領域として、バナー広告、SNS画像、キャンペーン画像、OGP画像などを制作することもあります。WebサイトやLPそのものではありませんが、流入やブランドイメージづくりに関わる制作物です。
Webデザインに必要なスキル
Webデザインでは、見た目を整える力だけでなく、情報を整理し、使いやすく設計する力が必要です。
デザインの基礎スキル
レイアウト、配色、タイポグラフィ、余白、視線誘導などの基礎が重要です。
ツール操作だけでなく、情報を見やすく整理し、目的に合った印象を作る考え方を身につけましょう。
レスポンシブの理解
Webサイトはパソコン、スマホ、タブレットなどさまざまな画面で見られるため、画面幅に合わせてレイアウトや文字サイズを調整するレスポンシブの理解が必要です。
1つの見た目だけでなく、複数の画面で使いやすい状態を考えることが大切です。
HTML/CSSの基礎知識
高度なプログラミングまでできる必要はありませんが、HTML/CSSの基本を知っていると実装しやすいデザインを考えやすくなります。
大切なのは、実装上できること・できないことを理解し、エンジニアと連携できることです。
Webマーケティング・SEOの基礎
WebサイトやLPは問い合わせや購入などの行動につなげる役割があるため、ターゲット理解、CTA、ファーストビューなどを知っておくと目的に合ったデザインを考えやすくなります。
見出し設計や導線設計は、SEOとも関係が深い部分です。
Webデザインと他のデザインの違い
Webデザインは、グラフィックデザインやUI/UXデザインと重なる部分がありますが、作るものや考える範囲は少し違います。
グラフィックデザインとの違い
グラフィックデザインは、ポスターやチラシ、ロゴなど、主に視覚的な印象や情報の見せ方を扱うデザインです。
Webデザインにも配色や文字、レイアウトの要素は含まれますが、スクロールやリンク、画面サイズの変化なども考える必要があり、見た目だけでなくWeb上で見やすく使いやすい状態まで設計する点が異なります。
UI/UXデザインとの違い
UIデザインはボタンやフォームなど操作する画面要素を、UXデザインは目的達成までの体験全体を設計する考え方です。
Webデザインにもボタンの押しやすさなどUI/UXの考え方は関わりますが、この記事ではUI/UX全体ではなく、WebサイトやLP制作に関わる範囲を中心に扱います。
Webデザインの学び方
Webデザインは、学ぶ範囲が広く見えます。
しかし、最初からすべてを完璧に覚える必要はありません。初心者は、Webページの構造を理解し、小さく作りながら学ぶと進めやすくなります。
未経験から学ぶ順番
未経験からWebデザインを学ぶ場合は、以下の順番で進めると理解しやすくなります。
- デザインの基本を学ぶ
- Webサイトの構造を知る
- Figmaでワイヤーフレームを作る
- デザインカンプを作る
- HTML/CSSの基礎を学ぶ
- レスポンシブ対応を理解する
- 小さな制作物をポートフォリオにまとめる
いきなり完璧なサイトを作ろうとしなくても大丈夫です。
まずは、Webページがどのような要素でできているのかを理解し、少しずつ制作に慣れていきましょう。
良いWebサイトを観察する
Webデザインを学ぶには、良いWebサイトを観察することも大切です。
見るときは、以下のポイントに注目すると学びやすくなります。
- ファーストビューで何を伝えているか
- 見出しの順番が分かりやすいか
- CTAが見つけやすいか
- 余白にゆとりがあるか
- スマホ表示でも読みやすいか
- 色や文字に一貫性があるか
- ページ内の導線が自然か
ただ眺めるのではなく、「なぜこの順番なのか」「なぜここにボタンがあるのか」を考えると、実際の制作に活かしやすくなります。
Figmaでワイヤーフレームとデザインを作る
Webデザインを学ぶなら、Figmaでワイヤーフレームやデザインカンプを作ってみるのがおすすめです。
ワイヤーフレームとは、ページの構成や情報の配置を整理するための簡単な設計図です。最初から色や装飾を作り込むのではなく、まずは情報の順番や導線を考えるために使います。
慣れてきたら、色、文字、写真、余白などを加えて、完成イメージに近いデザインカンプを作ります。
最初は既存サイトの模写から始めると、余白、文字サイズ、セクション構成、ボタンの置き方などを体感しやすくなります。
HTML/CSSの基本を学ぶ
Webデザインでは、実装の仕組みを知っておくとデザインの精度が上がります。
自分で完璧にコーディングできなくても、HTML/CSSの基本、レスポンシブ、画像書き出し、余白の考え方を理解しておくと役立ちます。
デザイン上ではきれいに見えても、実装では再現しづらい表現があります。
実装の基本を知ることで、見た目だけでなく、実際に作りやすいデザインを考えやすくなります。
ポートフォリオにまとめる
学んだことは、制作物として形にすることが大切です。
たとえば、以下のような制作物を作ると練習しやすくなります。
- 架空LP
- コーポレートサイトのトップページ
- 採用サイト
- サービスサイト
- 既存サイトの改善案
- バナーやSNS画像
ポートフォリオでは、完成した見た目だけでなく、ターゲット、目的、課題、制作意図、改善ポイントも一緒にまとめることが大切です。
「なぜこのデザインにしたのか」を説明できると、ただ作っただけではなく、考えて設計できることが伝わりやすくなります。
まとめ:WebデザインはWebに最適化した設計の仕事
Webデザインは、WebサイトやLPなどのWebページを、目的に合わせて設計するデザインです。見た目を整えるだけでなく、情報設計、導線設計、レスポンシブ対応、実装との連携まで考える必要があります。
グラフィックデザインやUI/UXデザインと重なる部分はありますが、Webという媒体に最適化した独自の領域です。
初心者はまずWebサイトやLPを中心に学び、そこからUI/UX、マーケティング、コーディングなどへ少しずつ広げていくと理解を深めやすくなります。